ダウンロード違法化でどう変わるのか?

結論から言ってほとんど何も変わらない。


そう考えられる最も大きな要因は、罰則がないこと。
基本的に民事裁判で訴える側が「おい、違法だぞ!」って声を上げるための法律だと思ってよい。

なので、法改正により抑止力となるものはほとんどなく、よってエンドユーザレベルには影響はほとんどないんじゃないかな。



違法ダウンロードで、音楽業界やDVD業界が廃れていくのは個人的に困るのだが、これ以上の締め付けは当面は無理なんじゃないかと思う。


まず、知的財産が広まるインフラというのは純悪ではない。自分の作品を世に出すチャンスであったり、新しい分野に触れるチャンスもある。ダウンロードを取り締まれば、当然そういったインフラは廃れそこにあるはずの文化や好機は失われることになる。



そもそも「ダウンロード」の定義が難しい。ストリーミングはどうするの?P2Pの経由は?「ダウンロード」と「アップロード」はクラサバの概念だから、それを包含した技術は昔からいくらでもある。ITド素人でさえクラウドを知る時代だからこそ、明確な「ダウンロード」の定義は難しく、法整備かするのであれば、あれやこれやの議論が必要になりそうだ。



こういうのはトレードオフだからね。
どっちかを立てればどっちかがたたない。


そんな法律を練るより、雇用を増やして経済を立て直したら、
小遣いが増えて違法ダウンロードに頼る人も減るんじゃないかな。