「2012」のレビューと、スティーブジョブスの名言

地元に帰った時にふと目に入ったので2012を見てきた。


今までの地球滅亡型のパニック映画だと、基本的に「犠牲を最小限に抑える」ために失われていく命ってとこで涙を誘っていたのが多かった。けど2012は基本的にみんな死んじゃうってとこがある意味新鮮だった。


迫ってくるカタストロフィの前になすすべもない人々。
覚悟を決めて愛する人々と手を取り合って祈りをささげる。
感動ではなく絶望と悲しさに涙を誘われた。



さて、この映画から得た気づきは何かというと、
「何のために生きている」



数年後に地球がぐちゃぐちゃになることを知っているのは、政府の要人だけ。
それでも、5年後の活躍を夢見て毎日がんばるサラリーマン。
子供の成長を楽しみにおなかをさする妊婦さん。
この辺りは妄想だけど(笑い)、ある日突然信じていた未来がなくなり、過去と残りの数日が自分の人生の全てとなる。


スティーブ・ジョブススタンフォード大学の卒業生に向けたスピーチの中で言っていた。
「毎朝鏡を見て、もし今日が人生最後の日だったら、今日やることは本当にやるべきことであろうか。」
そう語りかけるそうだ。


何をするにも目標を明確にするのは大切なことを知っている人は多いけど、
人生において明確な目標を掲げられている人は少ないのかもしれない。



深読みしてレビューから外れたけど、
映画自体、映像の迫力がすごくて、スクリーン上映に間に合うようであればぜひ言ってみるといいかもしれない。
DVDが出て借りるとしたら、あわせて大型テレビと音響を買うといいかもしれない。ストーリーは予想どおりの連続なんで。



この手の本はいっぱいあるみたいだけど、一回読んでみたい。